アナタに逢って
アナタを愛して
哀しみを知った
I=一人称・単数…俺…
人が苦手で、軽い人間不信も手伝って、ずっと一人
心のどこかで苦しくて
体のどこかは求めていて
全てに蓋を…
安息を望んで
傷つくことを恐れて
何もかもから目を逸らした
逢…巡りあい・出逢い
「海堂…」
アナタに逢う…
一人でいることに慣れていたのに
一人を望んでいたのに
優しく、領域を犯された
藍…青より濃い、空の色
合…思考の一致
「遅くまで残ってたら危ないよ」
二人で帰る、藍色の空の下
知らないアナタを知った夜
合うはずない思考
本当に……?
合わなければ見切れたから
アナタニアイタクハナカッタノデス
愛…人を思う気持ち・好きの最上の感情
何かが崩壊して
全てが再構築されてゆく
蓋はどこにもない
もう逸らすことも忘れて……
ダカラヒトリデイタカッタノデス
誤魔化す心は許されない
認めた体は楽になった
「アナタヲアイシテイマス」
相…相手・想い人
「アイ?」
「AI(エーアイ)」
「何っすか?」
「人工知能」
「先輩、やっぱ…」
「人間だって」
構われるのは嬉しい
知らない話も、アナタの言葉なら好き
「無機物にもいつか思考を持って、感情が生まれるんだ」
無機物ですら、AIを持てるなら…
オレガアイヲモッテモオカシクナイヨナ…
曖…曖昧・境界線の見えない関係
縮まる距離
特別扱い
時折、触れる指に錯覚を…
先輩後輩
友人
恋人
曖昧すぎる位置づけ
オレタチノキョウカイセンハドコデスカ?
哀…哀しみ・切なさ
「どうかした?悩みでもあるのか?」
心配される資格はなく
答えることも出来ない
何も知らないアナタ
俺を気遣うのはどうして?
「悲しいことでもあった?」
いいえ、悲しいことはありません
ただ哀しいのです
溢レル涙ニ微笑ミヲ
そのまま気付かないでいてください
アナタが俺を愛したことを
アナタに罪を背負わしはしないから
コノアイヲシルコトガナイヨウニ
アナタニ逢い、愛ニオチ、哀ヲシッタ
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